Empower and Revitalize Japan for Next Generation
SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。
日本市場進出からスケールへ繋げる効果的な方法(3)
あと1ヶ月でSOPHOLAの3期目も終わりになります。
本当に月日の流れの早さを感じつつ、4期目に備えて様々な準備を始めています。
どう企業課題、個人課題を乗り越えるか今からとっても楽しみです!
前回は、読者の皆さんに「海外テック企業が日本に進出する場合、どういった選択肢があると思いますか?」という問いについて、主な3つの選択肢よく見られる帰結について綴ってみました。今回は、SOPHOLAではどのようなアプローチを取っているか、ご紹介できればと思います。
弊社では、前職の頃から確立している「市場反応分析に基づく日本市場進出支援」というアプローチを一貫して取っています。3年前にも紹介しているアプローチになりますが、以下の3ステップを踏んで市場進出支援を行います。
(以下再掲)
ステップ①: メインプレイヤーを見て大きなマクロな市場動向を把握
世界のデジタル広告費の70%近くは、Google、facebookの2社であるように、プログロマティックディスプレイ領域では、DoubleClick Bid Manager、App Nexus、Media MathなどのグローバルDSPプレイヤーが同市場の多くのシェアを占めています。
各広告チャネル、マーケティングソリューション領域のメインプレイヤーの動き方を常に追っていると「各領域でどういう世界を創造しようとしているか」が分かってきます。
ステップ②: メインプレイヤーが保有しようとしているが、保有できていないソリューションを特定
メインプレイヤーによって創造されていく各領域の世界において、各プレイヤーが未だ保有しきれていないソリューションが何かを特定します。そして、当社がそのソリューションを独占保有した時に想定される市場規模やニーズを粗く見積もり、調査します。
ステップ③: ソリューション保有企業を見つけ、市場反応分析の実施
ソリューション保有企業を欧米諸国から見つけ、同領域の日本の市場に投下して、市場反応の分析を行います。このステップでは、営業とプロダクト側両方の声を収集して、オフェンスとディフェンス両方の反応を調査することが大切です。
このやり方は、弊社と海外テック企業両方が大きな初期投資をかけず、パートナー企業のソリューションやサービスが日本市場に無事進出、スケールすることができるかを素早く見極めることができます。したがって、海外テック企業は低リスクかつスピーディーに投資判断ができますが、このアプローチに対する理解を事前にしておくことが非常に重要です。なぜならば、弊社にとっても海外テック企業が日本市場に対してキチンと向き合い、弊社、セールスパートナー、クライアントをパートナーとして尊重する姿勢を持っているかを見ているからです。この姿勢なければ、日本市場進出やスケールをすることはまずあり得ません。このアプローチを理解し、上記の姿勢を持っているパートナーであれば、時間軸は各社異なりますが日本での成功確率はグンと跳ね上がります。
これからも真摯にパートナーとお付き合いしながら、上記のアプローチで支援を継続していきたいと思います。
引き続きよろしくお願い致します。
SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀
追伸:息子が駆け足したり、ボールを蹴ったりできるようになってきました。
めちゃくちゃ可愛いです。笑