Empower and Revitalize Japan for Next Generation
SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。
力不足で輸入できていないマーケティングテクノロジー
創業以来、様々なマーケティングテクノロジー(Martech)や広告テクノロジー(Adtech)を日本国内でテスト、本導入して多くの広告主・広告代理店などの支援を行ってきました。しかしながら、力不足で、SOPHOLAとして日本国内に流通させた方が国内のデジタルマーケティングレベルが一段上がるのに持ってこれていないソリューションがあります。今回は、そのソリューションについて綴ってみようと思います。
それは、AIによるコンテンツ作成を可能とするソリューションです。こちらの記事(英語)にもあるように、2021年に1年間で約19億Webサイトで6億のブログ投稿が世界中でされたそうです。ブログだけで6億なので、他のコンテンツを含めれば数倍、数十倍に膨れ上がりますよね。例えば、私も当時大きな衝撃を受けたのが約5年前にワシントンポストがインハウスで開発したAIによるニュース記事の生成。(参照:The Washington Post’s robot reporter has published 850 articles in the past year)リリースされた最初の年だけで、850本ものニュース記事を「ロボットレポーター」が生成したそうです。これが5年前なので、欧米でこの領域がどれだけ進んでいるか、読者の皆様も何となく想像できるかと思います。
実際、Capterra(世界最大級のSaaS比較サイト)が実施した調査によれば、2021-2022年時点で世界的には約3割のマーケッターが既にコンテンツ作成AIソリューションを利用しているそうです。広告・データ分析では、それぞれ58%、57%のマーケッターがAIソリューションを活用しています。
日本国内で上記の統計がないので何とも言えませんが、個人的にはコンテンツ作成AIソリューションを利用しているというマーケッターにまだ出会ったことがありません。こちらの記事(英語)のタイトルにあるように、82%のマーケッターが人間と同等かそれ以上のクオリティーでAIがコンテンツを作成することができるのに、です。
上記だけ見ると、「SOPHOLAが日本に持って来ればいいんじゃないの?」となりそうですが、日本語の自然言語処理のプログラムを別でテクノロジー企業に開発してもらう必要があるので、力不足で出来ていません…。今後の業界の発展には必要なテクノロジーなので弊社よりも資金力がある企業が積極的に自社開発やアライアンスによる輸入と追加開発によって、広く普及していくことを願っています。
資金力、イノベーション力(リスクを取って新領域を開拓する力)、そしてスピードがある企業は今後もAI活用を積極的に進め、そうでない企業との格差拡大は指数関数的に進んでいくと予想されます。(資金力はないですが笑)我々も取り残されないように残り2つは意識して、今後も積極的に取り組んでいきます!
SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀