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Attention Insight|Amazon検索結果画面の掲載位置の分析
今回はリクエストに応えて、Amazonの検索結果掲載位置によって視覚的注意%がどのように変わるかを分析していきます。また、ページ最上部に来るAmazonスポンサーブランド広告によって、どのように検索結果画面ファーストビュー内の上位掲載商品に対する視覚的注意%が変動するかも併せて分析してみます。
1.Amazonの掲載結果画面の掲載位置の分析
今回分析したのは、「タオル 今治」と検索した時の掲載結果画面になります。OSTDストアのAmazonスポンサーブランド広告(動画)が表示されていました。同広告の視覚的注意の影響度が最も少ないと考えられる動画の部分が白色になった時、どのように視覚的注意%が変化あるのかを分析しました。
まずFocus Mapによってどこが死角になるかを見てみると、Amazonスポンサー広告の動画部分は当然視覚的注意は得られず、商品やストアロゴに焦点が当たっているのが一目でわかります。また、掲載位置4番目の商品についても視覚的注意がほぼ全く得られていないのも確認できました。ここから得られる考察としては、
・商品画像やストア動線に視覚的注意を寄せたい場合は、動画に視覚的注意%が寄らないものを設定する
・最もCTRが高いと言われる最上位4つの商品も右側に行けば行くほど、視覚的注意%が下がり比例してCTRも減少すると考えられるため、掲載位置の左右中央のどこかも確認していく必要がある
次に、「タオル」と検索した時の検索結果画面になります。先ほどの例とは異なり、tt stay with youストアはメインの商品画像に加えて、商品詳細ページへと遷移する商品画像を3つ掲載しているAmazonスポンサー広告がページ最上部に表示されていました。
先程と同様にFocus Mapで分析してみると、Amazonスポンサー広告のメイン画像から3商品画像までバランス良く視覚的注意を集められています。4番目の掲載位置の画像は、また死角となってしまっているのが確認できました。
2.Amazonスポンサーブランド広告の最上位掲載商品に対する視覚的注意%に与える影響の分析
Attention InsightのComparison機能を用いて、Amazonスポンサーブランド広告によって、それ以下の掲載商品に対する視覚的注意%がどのように変わるかをクリエイティブ要素ごとに分析してみました。両方の検索結果画面に共通して言えるのは、ファーストビューの視覚的注意の29-41%ほどはAmazonスポンサー広告が得ているということです。商品やストア認知が乏しく一般系キーワードでの獲得が伸び悩んでいる場合、このAmazonスポンサー広告の認知効果は非常に大きいと考えられるでしょう。
またもう一つのインサイトとしては、二つ目の検索結果画面のAmazonスポンサー広告の視覚的注意%が13%ほど一つ目のそれと比べて高いですが、その影響を最も受けるのは掲載位置が2〜4番目であるということがわかりました。特に2、3番目が大きく視覚的注意%が減少しているので、最上部の掲載位置のCTRを分析する際、如何にその上部にあるAmazonスポンサー広告をセットで分析することが大切かが今回見えてきました。
次回はファーストビュー以降の商品掲載位置の分析をしていきたいと思います。お楽しみに!
SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀