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SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。

ビジネスに通じる雪山登山で学んだ3つのこと

雪山登山1年目となった2025年、10座以上の雪山に登っています。夏山にはない幻想的な白銀の静寂の世界の中を黙々と歩くと心身共にリフレッシュでき、頂上からの雪化粧に覆われた山々の眺めに完全に心を奪われましたね。(下の写真は、四阿山のリトルスノーモンスター)


しかしながら、やはり雪山登山は無雪期登山と比べ物にならないくらい「怖さ」を感じます。変わりやすい天候(極寒・強風・吹雪など)に加え、道標、ピンクテープ、トレースなどが雪に埋もれて見当たらず、遭難リスクと共に命の危険さえも強く感じました。そんな中、ビジネスにも通じる重要な3つの学びが雪山登山で得られました。

1)これから向かう雪山登山において適切な装備をキチンとする
無雪期登山と比べると、雪山登山において装備不足(不適切な装備)によって怪我や遭難のリスクが桁違いに跳ね上がります。ネットなどを通じてこれから向かう雪山に関する最新情報や天候状況をできるだけ把握して、適切な雪山登山の装備をすることが非常に重要になってきます。(下の写真のように、ある程度雪深くなるとワカンやスノーシューといった装備がないと雪を踏み抜いてしまって上手く前に進めなかったりします)

これはビジネスでも一緒のような気がします。SOPHOLAの主力事業のデジタルマーケティングテクノロジーに基づくコンサルティング・アウトソーシング事業の領域について、胸を張って「専門家」と名乗れるレベルの知識や経験の「装備」が出来ているのである程度安全に山行できています。これから始める新規事業もそうですが、必要な知識や経験を身につけながら進めていく必要がありますね。

2)道に迷ったと思ったらすぐに元の道に戻る
これは雪山問わずに大事な心得でもあるのですが、日照時間や天候変化の激しい雪山登山ではより重要になってくる気がします。道に迷っても「歩き続ければ何とか正しい登山道に戻れるだろう」と思って歩き続けると、取り返しのつかない(引き返せない)所に迷い込んでしまうこともあります。

これはビジネスも一緒で「方向性が分かりにくく、迷ってしまったな」と感じたら、元の場所まで戻るようにするといいこともあります。リソースを使っていればいるほどこれは難しい判断にもなりますが、取り返しのつかない所に至る前に「元の道に戻る」という判断をするのが大切だと思います。(下の写真は、道に迷っても粘って歩いてしまって疲れて休んでる様子です。笑)

3)撤退する勇気を持つ
2)の内容と似ていますが、「登頂するのを途中で諦めて帰路に着く」というのは本当に辛い決断になります。色んなことを調整して、登山する時間を作って雪山登山に挑戦しているのに途中で諦めて帰るんですから…。ただ天候や雪山のコンディションなどを冷静に見極めて危険と判断したら、「撤退」行動を取れることが自分の命を守ることに繋がります。

これもまたビジネスに応用できますよね。例えば我々は、海外からパートナーを見つけてきて、トライアルをして、営業やマーケティングにお金も時間(数年単位)もたくさんかけてビジネスをしているわけですが、そのサービスを完全に畳むというのは本当に辛い(時にはとても悲しい)決断なんです。しかしながら、「これ以上続けることが双方のビジネスにとって絶対に良くない」と思えるような出来ことがあれば勇気を持って「撤退」の判断をすることがそれ以上致命的な傷口を広げないという点で重要だったりしますよね。

登山を始めた時はやる予定のなかった雪山登山。このたった数ヶ月でも色々なことを強烈な印象や体験と共に教えてくれ、心の底から始めてよかったなと感じています!皆さんも趣味や日常生活からビジネスに通じる大きな学びってありますか?とっても興味あるので、機会があれば教えてください!

SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀