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Empower and Revitalize Japan for Next Generation

SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。

創業8年目新規事業開発・第2創業期を思い立った理由

今回は、現在取り組んでいる新規事業開発および「第2創業期」に至った背景について綴りたいと思います。

これまでSOPHOLAの主力事業は、海外の最先端マーケティングテクノロジーを活用したコンサルティングとアウトソーシングでした。このモデルは前職時代から私自身が構築してきたもので、日本国内では弊社だけが専門特化して展開しています。(SimilarWeb をイスラエルから日本市場に持ち込んだギャップライズ社の初期モデルに近い形です。)

この事業の利点としては、以下の点があります。

  • 技術進化の早い分野において、最先端のソリューションをいち早く日本市場へ導入できること

  • 弊社側の初期開発投資を抑えられ、プロダクト開発の失敗リスクを最小限にできること

  • 国内競合より強いプロダクトを選び、勝率の高い市場で勝負できること

一方で、長年向き合う中で見えてきた課題もあります。

  • パートナー企業の経営陣が変わると、プロダクト方針・サービス・料金が突然変更され、国内クライアントへ迷惑が及ぶ可能性がある

  • 日本市場に必要な改修やサービス改善を提案できても、最終的な意思決定権はパートナー側にあり、弊社の立場が相対的に弱くなる

  • 営業・マーケティング・サポートなど、多くの領域でパートナーの協力が不可欠だが、期待するスピードや品質が得られず、結果としてクライアント対応に影響が出る

  • 「顧客に迷惑をかけない」という日本的価値観と、「自社利益を優先する」文化のズレが、業務や関係構築に影響することがある

私はこれらの課題と10年以上向き合ってきましたが、そろそろSOPHOLAとして、この構造的な弱点を補える新たな事業基盤を育てるべきだと考えました。そこで開始したのが「新規事業開発・第2創業期」です。

第2創業期の核心は、これまでと異なり「全て自社でプロダクト・サービスを開発する」という点にあります。

これにより、これまで抱えてきた課題ーー意思決定権の不足、価値観のギャップ、スピード感、サービス品質の不一致ーーを構造的に解決できるようになります。

外部パートナーに依存しない体制をつくることで、クライアントに対して責任のある対応を貫き、SOPHOLAとしての価値観をそのまま事業に反映できる環境が整います。

自社開発の新規事業としては、現在複数のテーマを進めていますが、ここではまだ詳細には触れません。ただ、この方向性により、SOPHOLAがこれまで積み上げてきた信頼をより強固にし、長期的に顧客とパートナーを守れる体制を築いていくことを目指しています。

私にとって、テックパートナーもクライアント(代理店含む)も、そしてSOPHOLAも、すべて「人」です。

もちろん、自分の能力不足で十分に応えられないこともあります。しかし、だからこそ、義理を欠いたり、雑な対応をしたりすれば、それが必ず自分へ返ってくると強く感じています。

そのため、どれだけ大きな金額を提示されても、SOPHOLAを売却するつもりはありません(家族の危機など、例外的な事情があれば別ですが)。義理を尽くしてきた相手に砂をかけるようなことは絶対にしません。これまでも、そしてこれからも「誠意を持って対応する」ことを貫きます。

こうした「人を大切にできる環境」をより強固にするためにも、自社開発型の新規事業を通じて第2創業期を進めていきたいと思っています。

SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀
P.S.新規事業は竹作品作りです。嘘です、子供と一緒に竹ベンチを作ろうと竹を伐採しました。笑