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Empower and Revitalize Japan for Next Generation

SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。

自然体で大事なものを大切に

会社設立から早5年、前期の決算資料がようやく手元に届きました。2021年夏から売上が急降下して、長い間経営者として自信を失ったり、生活不安を覚えたりしていました。それから3年余りが経過して、俗に言う「V字回復」中の状態まで会社を立て直すことができました。今回は、この期間であったマインドセットの変化について綴っていこうかと思います。(下のグラフは、2年目〜5年目までのYoYの売上成長率のグラフです)

以前にもブログかLinkedInで書いた気がしますが、「・・・ねばらない」というマインドを捨てたのが一番大きなマインド変化だった気がします。「楽天時代に新規事業開発で大きな成功を成し遂げたから、より大きな成功を手にしなければならない」とか「わざわざ長野に移住した以上、ミッション・ビジョンを形にしないといけない」とか自分に大きなプレッシャーをかけ続けて経営していたのが最初の3年でした。その後の3年は、「成功しようが失敗しようがどうでもいい。子育てや趣味も含めて人生の全ての側面に対して後悔ないようにだけやって、あとはなるようになる!ダメだったらそん時考えよう」っていうマインドセットになってからビジネスも私生活も精神的に余裕を持って向き合うことができるようになった気がしますね。

あとは、より明確に「信頼関係vs目先の売上」の天秤を10:0に振り向けるようにしました。会社の存続や成長のために心のどこかで「この人(会社)信頼できないなぁ」と思っても付き合うことがありましたが、社内外の人・会社付き合いにおいて信頼関係が構築できない相手とは時間を費やさないことにしました。それで数年積み上げてきたことが無になったことも多々ありましたが、精神的なストレスがそれでだいぶ無くなりましたね!

私は極端な性格の持ち主なので今回のマインドセットの変化が他の起業家の参考になるかは分かりませんが、「『(人目を気にせず)自然体で大事なものを大切に』する経営も悪くないかも?」と考えるきっかけとなったら嬉しいです。

SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀