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子育てから学んだ、ビジネスに欠かせない2つの素質
このブログでは、ビジネスにおける優秀さに繋がる素質・素養について何度か触れてきました。その代表的なものが「素直さ」で、周囲の人たちのアドバイスを素直に受け入れ(インプットし)、試行錯誤しながら修正を加える(アウトプットする)ことができる人は、やはり成長していく傾向が強いです。
今回は、最近よく考える他のビジネスの優秀素質2選についてお話ししたいと思います。
1. 感謝と謝罪の念を素直に表現する
年齢を重ねるにつれて、同年代以上の人たちの中で「感謝と謝罪の念を素直に表現する」ことができない人が圧倒的に多いことに気づくと思います。私は社会人1年目に先輩たちから「感謝と謝罪を素直に表現する重要性」を何度も言われましたが、その時はあまりピンときませんでした。しかし、いろいろな社会人経験を経て、自分なりの実績を積んできた人たちはプライドを持っているためか、特に謝罪の念を素直に表現するのが難しいように感じます。非常にシンプルなことではありますが、この部分がきちんとできる人は、ビジネスパーソンとしてだけでなく、人間的にも非常に魅力的だと感じます。
2. 気遣いができる
独身時代と比べて、家族ができると気遣いの範囲が広がり、改めて「気遣いができることがビジネスにおいて強力な武器だな」と実感しています。しかし、「気遣いができる」能力を高めるためには、他のいくつかの能力を同時に向上させる必要があります。
観察力
例えば、「醤油差しに醤油が十分に入っていない」「ゴミが家の前に落ちている」など、細かいけれど「誰かがやらなければならないこと」が周囲にはたくさんあります。しかし、こういった些細なことに気づける人はそれほど多くありません。家事や育児、家族関係、仕事、趣味など、さまざまな領域で観察力を活用することができれば、さらに鍛えられると思います。
想像力と思いやりの心
観察力があっても、自己中心的だったり他人任せだったりする場合、気づいたことを放置してしまうこともあります。例えば、「醤油差しに醤油が十分に入っていないと、次に使う人が不便だな」とか「ゴミが家の前に落ちていると、風で隣の家に飛んでいって迷惑をかけるかもしれない」と想像し、他者への思いやりを持つことが気遣いに繋がります。私はこの部分が以前は少し弱かったと感じますが、子どもが生まれて、自分よりも子どもを優先しなければならない状況になり、比較的ストレスなく優先順位を変え、思いやりの心を表現できるようになった気がします。
意志力・行動力
持続的に気遣いができるためには、「気遣いを大切にしようという強い意志」が必要です。自分のやっていることに夢中になっていると、他者に対する気遣いの優先順位を柔軟に変えるのが難しくなります。また、精神的・肉体的に疲れていても「相手を気遣う」ために行動を続けることも大切です。もちろん無理をしすぎるのは禁物ですが、疲れているのは自分だけではなく相手も同じだということを忘れてはいけません(笑)。
まとめ
これらに加えて、コミュニケーション力や表現力があれば、相手に気遣いをしていることが重荷に感じさせず、自然に伝えることができるでしょう。私自身、この分野にはまだ改善の余地があると感じていますが、「気遣いが自然に広範囲でできる人」は非常に尊敬できる存在です。そして、そんな人と一緒にいることで、気遣いの学びを深めていきたいと思っています。(オンラインばかりで最近そういった出会いがないのは少し寂しいですが(笑))
SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀