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代表・飯野正紀の論文が国際学術誌『Integrative Psychological and Behavioral Science』(Springer Nature)に掲載されました
株式会社SOPHOLAおよび一般社団法人統合知能研究所(III)代表の飯野正紀の研究論文が、2026年5月12日付で国際学術誌「Integrative Psychological and Behavioral Science」(Springer Nature刊行)に掲載されました。
■ 論文概要
論文タイトル:
「Integrative Intelligence as an Operative Mode: Cognitive Integration through Self-Ethnographic Dialogue with AI」
掲載誌 :Integrative Psychological and Behavioral Science(Springer Nature刊行)
受理日 :2026年5月12日
アクセス:オープンアクセス(CC BY 4.0)
DOI :https://doi.org/10.1007/s12124-026-10004-5
全文 :https://rdcu.be/fjWNu
■ 研究について
「重要な問いが、言葉になる前に消えてしまうのはなぜか」
——この問いを起点に、飯野が提唱するのが「統合知能(Integrative Intelligence)」という概念です。
本論文では、人間の判断が時間・文脈・身体感覚の三軸において同時に、分断されることなく機能するモードを理論的に体系化。以下の四つの分析レンズが独立した枠組みではなく、一つの連環サイクルを形成するという構造的理論です。
①内的プロトコル(三者会議+メタ認知カメラ)
②AIとの共鳴的内的対話プロトコル(RIDP)
③多面的私淑
④統合知能的登山
特に注目すべきは、AIの役割の再定義です。本研究はAIを「答えを与えるもの」でも
「判断を代替するもの」でもなく、「人間の内省を映し出す鏡面(reflective surface)」として位置づけました。
AIが判断を代替しつつある現代において、人間の思考の主体性と深さをいかに保つか——この普遍的な問いに対し、理論的・実践的な基盤を与える研究として、認知科学・HCI分野からも注目を集めています。
■ 五つの理論的貢献
本論文が提示する理論的貢献は、以下の五つの次元にわたります。
①時間的同時参照の構造的記述
過去・現在・未来の自己が「順番に」ではなく「同時に」一つの判断場に参加する条件を初めて特定。
②AIを「観察可能性の条件」として再定位
AIをエージェントや認知補助ではなく、人間の判断構造が外部から見えるようになる「鏡面」として理論化。
③選択的抽出と非採用の共構成メカニズム
多面的私淑において「採用」だけでなく「非採用」が判断構造の安定に積極的に寄与するという、既存の学習理論にない視点を提示。
④統合的判断が「不可避になる」構造条件の特定
登山の四条件(孤立判断環境・連続不可逆判断・自然の非人格性・身体起点の逐次回路)という、領域横断的に検証可能な枠組みを提唱。
⑤N=1サイクル内での理論の実践的体現
IIIの設立という制度的行為が、理論から実践への変換を示すデータポイントとして論文内に組み込まれ、理論と実践の循環構造を体現。
■ 方法論的意義
本研究はN=1の自己民族誌的設計を採用していますが、これは制約ではなく方法論的必然です。登山中の身体感覚・瞬間的な判断・AIとの対話記録など、「その瞬間に消えてしまう
現象」を捉えるためには、研究者自身が観察者と被観察者を兼ねるこの設計以外では不可能であると論文は明示しています。
■ 独立研究者として
飯野は心理学の正式な学術的バックグラウンドを持たない独立研究者として本研究に取り組みました。数学修士号とMBAを基盤に、実践者として30年以上にわたり自己観察を積み重ね、その知見をSpringer Natureの国際査読プロセスで理論として認められるに至りました。「実践者が理論を作る」という本研究の姿勢そのものが、統合知能という概念の体現でもあります。
■ 一般社団法人統合知能研究所(III)について
2026年4月設立。飯野正紀が代表理事を務め、AIと人間の認知・対話に関する実証研究を行う独立研究機関です。
公式サイト:integrative-intelligence.org
