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Empower and Revitalize Japan for Next Generation

SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。

終わりのない闘い:UIの日本語化

私の世代の日本人は、中学校〜高校まで6年間英語を公教育で学んでいますが、とにかく英語に苦手意識を持ってる人が多いです。テレビのニュース番組でも日本人アーティスト、スポーツ選手、芸能人などが英語で会話したらニュースとして取り上げられるほど、日本人にとって英語は大きな壁となってきました。

実際に、BUSINESS INSIDERの記事によれば、語学アプリ「Duolingo」が2020年に実施したアンケート(サンプル数1200人)では、71%が「英語に苦手意識がある」と回答したそうです。さらには、世界的な語学学校運営企業のEFが2011年以来毎年「英語能力指数」ランキングを発表しており、今年は116カ国中92位、アジアでは23カ国中16位という世界有数の先進国でありながら、世界的にも「英語後進国」となっています。

こういった状況があるので、弊社テックパートナーの中で日本マーケットで勝算が高いパートナーに対しては、UIの日本語化を推奨するようにしています。ただし、この日本語化がとっても難しいんです。笑 今流行りのChatGPTは比較的良い仕事をしますが、翻訳ツールに丸投げすると変な日本語訳が出てきてしまうんですよね。例えば、

・CV(Conversion)→履歴書(正しくは、コンバージョン)
・Impression→印象(正しくは、広告表示)

など、マーケティング業界特有の用語を正しく、自然な日本語に訳すのが現在の翻訳技術では限界があるのが現状です。したがって、ツールで翻訳した後に、必ず一つ一つの単語を目視で確認して修正していく作業が発生するのですが、対象となる単語数が1,000以上あったりするのでこれが本当に大変なんです。また、UIに反映した後にコンテキストに照らし合わせて違和感がないかも確認しないといけないので、UIの日本語化はかなり大変なプロジェクトなんです。

これからこのような取り組みをされる海外テックSaaS企業の皆様はぜひこの大変さの一端をこのブログを通して感じていただき、それ相応のコストを払う覚悟を決めて取り組まれるといいと思います!ちなみに、私は覚悟を決めて頑張ってます。笑

SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀

追伸:だいぶ寒さが厳しくなってきて、雪景色が見られるようになってきました。