コロナが収まらぬ中、飲食店が持ち帰りやレシピ公開、旅行業界が近隣住民をターゲットにサービス開始など試行錯誤しながら動きはじめているニュースを見ると自分も頑張らねばと思わされます。

私は、現在夫の赴任に帯同し、カリフォルニアに住んでいます。

ある日、友人から「とても良いピザデリバリーの店がある」と感動した声で電話が来たのです。その友人は、Stay Homeの期間が始まってから、数々のピザデリバリーサービスを試したと言います。ですがこの店に出会って以降、虜になり他のお店からは頼まなくなったとのことです。

聞いてみると、他の店との違いは3点ありました。
1) 迷うことなく玄関に
2) 予約した時間の3-5分前に到着
3) 紙皿つき

友人の住むアパートは、同じ外観の建物がいくつもあり、初めて訪れると目当ての部屋にたどり着くのはかなり難関です。デリバリーをオーダーするときは、予約した時間になるとアパートの玄関で待っているようにしているとのことでした。

それが、予約した時間の3-5分前に玄関のノックが鳴った時、友人は相当感動したと言っていました。極めつけには、ピザを開けると紙皿が入っており、すぐに食べられ洗い物もいらないと、二重で感動したという話をとても熱心に話してくれました。

このような感動を、オンラインサービスで体験したことがあるかなと考えてみました。私が真っ先に思い浮かんだのは、ヨドバシカメラでした。
1) 送料無料
2) 当日配達可能
3) 品揃え

買い物から帰ってきたあと買い忘れた商品があることに気づき、当日配達可能なヨドバシカメラを利用しました。
当日でなくても・・・と半信半疑で頼みましたが、当日中に送料無料で届けてくれたのです。これには感動し、周りの人に話したことを思い出しました。お子様がいらっしゃる先輩は、子どもが泣いたらヨドバシカメラでおもちゃを頼むと言っていました。笑

デリバリーしかり、オンラインサービスしかり、このような感動するサービスの裏には目に見えない人の努力があります。消費者の要望は高くなっていき、そのサービスが特別であることに気づかなくなってしまいがちです。便利なサービスが多くなっているからこそ、少しの工夫に気づくアンテナを常に持っていたいと思わされた経験でした。

SOPHOLA株式会社
伊佐山　真里