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SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。

Attention Insightの動画ヒートマップ分析サービス

先週、リトアニアに本社拠点のあるAttention Insightとの日本国内における導入フェーズでの独占的な戦略パートナーシップを発表しました。先日も打ち合わせで、「同梱物のデザインについては、制作後同梱させてある程度配った後でないと評価できない。制作フェーズでAttention Insightを使って分析できるのはかなり(インパクトが)デカい」と仰るパートナーさまがいらっしゃいました。他のプロダクトでもそうですが、日本に持ってきて本当に良かったと既に何度か感じることができています。

今日は、Attention Insightのテクノロジー(精度)、対応できるクリエイティブタイプ、そしてプラグイン/ブラウザー拡張機能などの3つの強みに加え、他の類似ソリューションには見当たらない動画素材に対するヒートマップ分析機能を詳しく紹介したいと思います。

この動画ヒートマップ機能は、まだAttention Insightのプラットフォーム内には組み込まれていない、バックエンドでヒートマップ処理が必要な機能になっています。Attention Insightの独自のディープラーニング技術による人間の視覚的注意をシミュレートしたものをヒートマップという形で、一コマ毎に注意の強弱を確認することができます。例えば、YouTube動画では、Attention Insightのコンサルティングチームがフランスのロクシタンの動画広告2種類を分析しています。一つ目の広告では花、ストア、ロゴなどに視線が集中すると予測され、2つ目ではラベンダー畑にいる男性の顔に加えテキストメッセージに視線が多く集まると予測されていました。両方とも趣や狙いが異なりますが、テキストメッセージの集まり具合からブランドメッセージは2つ目の動画広告の方がより伝わるのではないかとAttention Insightコンサルチームは分析しています。

また、次の動画では「Vans、Converse、Adidasの動画広告の比較分析」が同チームでされています。先程のロクシタンの動画広告と同様で、ブランド毎に趣や狙いが大きく異なっていて、Attention Insightのヒートマップで狙い通りに視線を集められそうか予測できるようになっています。

・Vans
海辺やサーフィン楽しみ人たちのシーンが動画内にありますが、Vansのスニーカーのロゴにきちんと視覚的注意が向けられていることが確認できます。
・Converse
歩行やダンスをしている人の足元中心の映像ですが、スニーカーのロゴだけでなく、靴下や靴の細かな仕様にまで視覚的注意が向けられていることが確認できます。
Adidas
アディダス商品を身に着ける、色々なスポーツのアスリートの映像ですが、アスリートの顔とアディダスのロゴに視覚的注意が向けられています。

日本のお客様から既に言葉をもらっているようにAttention Insightにはアイデアの数だけ利用用途があるため、クリエイティブとロジカルさを兼ね備えた方に特に重宝してもらえるソリューションな気がします。また、Attention Insightの事例が出来てきたら、ニュースやブログで取りあげていきたいと思います!

SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀