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SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。

Attention Insight |Amazon商品詳細ページの商品画像分析

前回もAmazon商品詳細ページの分析例(競合分析)を取り上げましたが、今回はAmazon商品詳細ページ上で異なる商品画像を表示することで、どのように他のクリエイティブ要素への視覚的注意に変化があるのかを分析してみました。

今回分析対象となる商品は、アディダスのレディースパーカー。メインの商品画像はモデルさんの顔が写っていないですが、サブの商品画像の中にはモデルさんの顔が写っているものもありました。ファッション・アパレルグッズをAmazonで販売されているセラーの方であれば一度は悩まれる「顔のアリ、ナシ、どちらが良いのか?」問題!この問題をAttention Insightで分析して解決してみたいと思います。

まず、顔ナシのメインの商品画像にAttention Heatmap/Percentage of Attentionを適用してみると、

ページ上部のAmazonロゴやAmazonスポンサー広告の方に視覚的注意が10%近く割かれてしまっているのが分かります。

一方で、顔アリのサブの商品画像の方にAttention Heatmap/Percentage of Attentionを適用してみると、

ページ上部のAmazonロゴやAmazonスポンサー広告の方に視覚的注意が5.6%近く割かれており、その分商品画像や商品タイトルに視覚的注意が多く割かれています。

また、カートの下のAmazonスポンサー広告にも視覚的注意が10%近く割かれており、広告掲載有無によっても商品画像やタイトルへの視覚的注意割合が大きく変わることを留意するといいでしょう。結論としては、今回のケースでは商品画像やタイトルにより多くの視覚的注意が割かれている「顔アリ」の商品画像をメイン画像にした方が良さそうですね。

このように個別状況によって大きく変わる最適な商品画像選択。今まで感覚で選んでいた大事なメインの商品画像をAttention Insightを利用することで根拠に基づいて選択することができるようになります。ぜひお試しください!

SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀