Empower and Revitalize Japan for Next Generation
SOPHOLAのVision(目指す世界観)、Mission(果たす役割)、Values(大切にする価値観)を体現する取り組み・アイデアを発信。
SOPHOLAの雰囲気がわかるような社員の日常や想いも更新していきます。
Lunio|Wasted Ad Spend Report 2024
Lunio社がつい先日「Wasted Ad Spend Report 2024」をリリースしました。2022年5月〜2023年5月までの26億のクリックのサンプルデータの分析結果を様々な観点でまとめて、シェアしています。
1)有料トラフィック
全体の有料トラフィックの8.5%が不正トラフィック(クリック)でした。
(Lunioを活用したGoogle広告への不正クリック対策が浸透してきたからか)これまでと比べてGoogle広告(検索、ディスプレイ、P-Max、YouTube広告)の平均不正クリック率は5.5%に対して、non-Google広告(Meta, Bing, LinkedIn, TikTok, X/Twitter and Pinterest)のそれは、17.5%という3倍以上高い結果になりました。各広告プラットフォーム/キャンペーンの平均不正クリック率は以下になります。
3)企業規模毎の不正クリック率
企業規模によって不正クリック率が大きく異なることも改めて今回可視化出来ました。企業規模に比例して、広告費規模や利用する広告プラットフォームのバリエーションも大きくなったり、増えたりするので結果としては大きな驚きはありません。しかしながら、企業規模でこれほど増減するのかというイメージを持っていただけるかと思います。
企業規模(従業員数) | 平均不正クリック率 |
1-10人 | 8.30% |
11-50人 | 6.85% |
51-200人 | 10.54% |
201-500人 | 9.72% |
501-1,000人 | 12.62% |
1,001人-10,000人 | 11.98% |
10,000+人 | 17.58% |
3)業界毎の不正クリック率
2021年は、教育・金融業界が不正クリック率が比較的高い結果になっていましたが、2023年は保険・小売業界が不正クリック率の高さでTOP2という結果になりました。その他の業界については下記でご確認ください。
4)地域別の不正クリック率
地域別で見ると、日本を含むAPACの不正クリック率:6.76%と最も低い結果になりました。東南アジアや大規模企業でのLunioの活用が進めば、もっと高い不正クリック率になるのではないかという印象ですね。
様々な切り口の分析結果を見てきましたが、各アカウントによって不正クリック状況は大きく異なるため、これまで同様にトライアルを通じて確認していただくことをおすすめします。またそれぞれのアカウントの繁忙期・通常期と期間比較をした場合、繁忙期の方が不正クリック率が高い傾向にあるので、その点も留意しながらトライアル実施をご検討いただければ幸いです!
SOPHOLA株式会社
創業者兼代表取締役
飯野 正紀